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Channel: 尾山泰永の漫画生活
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紅葉知弦描きました!「桐島、部活やめるってよ」「レジェンド・オブ・シュワルツェネッガー」

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紅葉知弦 生徒会の一存

リクエストがあった「生徒会の一存」の紅葉知弦描きました(^^)
今回はちょっとライトノベルのイラスト的なカンジにしてみましたよw

どSの優等生って設定がいいですよねぇ~!
伊達眼鏡かけてる時があるのも好きですw

ブーツはちょっと面倒だったので避けました(^^;)



桜野くりむ 生徒会の一存

先日描いた桜野くりむも再掲載w

桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]/バップ

¥5,184
Amazon.co.jp

誰もが感じた事があるであろう痛い青春を描いた群像劇「桐島、部活やめるってよ」
ゾンビ映画を撮る高校生が出てくる映画と知ってレンタルしたんですが予想と違ってて良かった!!

バレー部のキャプテンでみんなの好かれる人気者の桐島が部活を辞める噂で学校は持ちきりだった。
学校が大騒ぎになっているのも気にせず映画部の前田は仲間達とゾンビ映画作りを続けていた…。

この映画は群像劇なのであらすじを書いてもどんな映画かわかりにくいんですよね(^^;)
映画の表現も台詞で多くを語らずカットのつなぎ方で心情を表現するようにしてあります。

だから登場人物の気持ちは見てる方によってかなり印象が異なるんじゃないかと。
すごく盛り上がるシーンもあまり無いのでダラダラ続いてる作品と思う方もいるかもしれません。

この作品が素晴らしいのは群像劇で散文的な表現が映画の趣旨にとてもマッチしている事です。
物語が起承転結みたいなシークエンスで展開しない事で逆に重層的な物語になっています。

この物語は登場人物が自分の事だけをしていてかみ合う事がないバラバラの世界なんですよね。
登場人物達を繋ぐのは姿を現さない学校の人気者、桐島という存在だけなのです。

みんなが話題にする桐島の事をちっとも気にせず映画を撮り続ける人物が映画部の前田。
撮った映画が一次予選を通過しても他の生徒達は気にもかけないくらい影が薄い存在です。

前田はゾンビ映画を撮ろうとするのですが、先生はもっと身近な出来事を撮れと諭します。
しかもこの先生はロメロ監督の「ゾンビ」をマニアックな映画などとぬかしやがるんですよね~。
SFとかホラーをなんか子供が見るモノみたいに決めつける先生実際いるんだよな~。

前田は根暗の創作系オタクキャラの象徴なんで私はめちゃめちゃ感情移入しちゃいました(^^;)
私は前田みたいに作りたい映画に熱中する程熱い青春は送ってなかったんですけど。

そして前田と対称的に何でもできる割には何も熱中するものが無い生徒が宏樹。
見た目も良くて友達も結構居て誰に対しても人当たりがいいっていうバランスがいい人物。
でも宏樹は何事にも無関心でやる気もなく帰宅部でダラダラと毎日を過ごしています。

その宏樹に密かに想いを寄せるのが吹奏楽部の部長の沢島。
シャイな沢島は宏樹が仲間とバスケをしている姿を練習をしながらいつも遠くで見つめています。

そんな沢島がある日見たのは宏樹が彼女の沙奈とキスをしている場面なんですよね。
好きな男の子が他の女の子とキスしているのを見て吹く楽器の音がすごくせつない…。

その宏樹の彼女、沙奈がまた口も悪くてすごく嫌な娘なんですよねぇ。
桐島の彼女で学校一の可愛い子、梨紗といつも一緒にいて生意気な事いっぱい言うんですわ~。
美人の側に居る事で自分もイケてるって思ってるカンジの子なんですよね。

梨紗がまた巻き髪でめっちゃオシャレな女の子で可愛いんですよ~!
でもそんな彼女も周りからは「桐島の彼女」っていう認識しかないのです(^^;)
つまりどんな魅力がある人にも必ずどこかにコンプレックスがあるっていうお話なんですよね。

他にも沢山の登場人物が出て来て、それぞれの心の傷みたいな部分をうまく表現してます。
桐島が居なくなって試合に出れるようになったが実力が伴わず責められる風助。
スカウトもされてないのにドラフトが終るまで部活を続ける野球部のキャプテン。

みんなどこかで自分の夢が叶わないかもしれないと思いながら必死に頑張ってるんですよね。
そしてそういう姿をあざ笑う人達が出て来て酷い事言うんですわ~。
なんで頑張ってる人見て、わざわざやる気をそぐような事言う人っているんだろう…。

ラストで沙奈が前田がバレー部の連中に絡まれてるのを見て「やっちゃえ!」とかボソっと言うし。
私が「スキャナーズ」だったらまず最初に念じる相手だね。
はっ…いかん、熱が入りすぎてとんでも無い事を!

しかし桐島はイケメンでスポーツができてみんなに好かれる存在で青春映画のスターのような存在。
その桐島は最後までほとんど姿を現す事が無く物語は終ります。
つまり桐島のような完璧な存在はいないって事なんだと思いました。

「戦おう…この世界で。俺たちはこの世界で生きていかなければならないのだから…」
前田が撮影しているゾンビ映画の台詞にホロリときて涙が出ました。

すごく盛り上げる演出がされてるわけじゃないんですけどね…。
先日、いとこが若くして亡くなったばかりなのもありまして…。

最後に宏樹が一人で遠くから野球部の活動を眺めるシーンで物語は終ります。
何かに打ち込んで生きるのか、ただボ~っと過ごすのか決めるのは自分なんですよね。
たとえ結果が出なかったとしても何かに一生懸命になるのは大事なんだと思います。



レジェンド・オブ・シュワルツェネッガー [DVD]/松竹

¥2,940
Amazon.co.jp

シュワちゃんの伝記映画かと思ってレンタルした「レジェンド・オブ・シュワルツェネッガー」
これはスターが人気で政治の世界に入るのを非難するドキュメンタリーでした(^^;)

私の憧れのシュワルツェネッガー像が少し壊された思いですが、それでも憧れには変わりません!
お金と権力に強欲でもすごく努力家のシュワちゃんが私は大好きです!
パゥア~~~ッ!!





そういえば「コナン・ザ・グレート」の続編がシュワルツェネッガー主演で作られるとか!
今からめっちゃ楽しみですよ~!

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